OutSystems Cloudデプロイ時のAWSリージョンの選択
AWSリージョンの選択は、以下のシナリオで特に重要です。
- オンプレミスでの統合パフォーマンス: 自社データセンターで運用しているレガシーサービスやアプリケーションにアプリケーションを統合する場合、また、長期的にクラウドシナリオでのハイブリッドまたはオンプレミスでの運用を計画している場合は、距離とレイテンシを低減することが重要となります。
- 外部クラウドアプリケーションおよびサービスとのコロケーション: AWSクラウドサービスをすでに利用している場合、同じリージョンにOutSystemsをデプロイすると、通信レイテンシを低減し、他のAWSインフラにおけるデータ転送コストを削減できるメリットがあります。
- エンドユーザーに対するアプリケーションパフォーマンス: エンドユーザーにより近いリソースをプロビジョニングすることができるため、アプリケーションの稼働時、特に一箇所に集中している場合には、利便性が高まります。
グローバル組織では、アプリケーションユーザーと社内の情報システムの両方が世界中に散在している場合、こうした基準の適用は明確ではないかもしれません。
グローバル組織では、リージョンを1つ選択するのではなく、各環境で異なるリージョンを選択することができます。
異なるリージョンでは、環境は独立したデータベースとURLを持ちます。異なるリージョンに複数の環境を持つ組織は、各リージョンでデプロイするアプリケーションやバージョンを選択することができます。
OutSystems CloudでサポートしているAWSリージョンのリストは、「OutSystems Cloudのアーキテクチャ」セクションで提供されています。