大規模組織における複数チームでの拡張性

目次

  1. 多数の開発者が同時に作業できるようにするためのサーバーサポート
  2. 複雑なデプロイシナリオ向けのステージング管理
  3. アプリケーションポートフォリオのユーザーガバナンス
  4. ITユーザーの外部認証

同一モジュールで複数の開発者が共同作業する必要がある場合、OutSystemsには開発者間での継続的統合開発サイクルの実装に必要な機能がすべて用意されています。OutSystemsがあらゆる共同作業を可能にできる理由を、詳細に見ていきます。

複数のチームや部署に数多くの開発者を抱え、何百ものアプリケーションを構築している組織のサポートに求められる拡張性は、以下のとおりです。

多数の開発者が同時に作業できるようにするためのサーバーサポート


OutSystemsアーキテクチャでは、パフォーマンス上の問題に妨げられることなく、多数の開発者が同時に作業できます。これは、アプリケーションのコンパイルを担当するサービス(デプロイコントローラ)とアプリケーションの実行を担当するサービス(フロントエンドサーバー)を分離することで可能になります。

  • OutSystemsのデプロイコントローラサーバーで複数のプロセッサーを有効にし、同時にコンパイル処理を行っても処理能力に影響が出ないようにする。
  • OutSystemsデプロイコントローラサーバーをOutSystemsフロントエンドサーバーから隔離して、アプリケーションのコンパイル処理がアプリケーションの実行に影響を与えないようにする。

これらの設定により、20人以上の開発者が同一のOutSystemsサーバー上で不都合を感じることなく作業することが可能になります。たとえばある銀行業界のお客様の場合、60人の開発者がパフォーマンスに一切の支障をきたすことなくOutSystems開発環境で同時に作業できています。

複雑なデプロイシナリオ向けのステージング管理


OutSystemsでは、移行するモジュールを個別に選択することができるため、デプロイオペレーションをきめ細かく管理することが可能です。これにより、アプリ全体をデプロイするのではなく、小さなホットフィックスを実装することができます。さらにデプロイ計画を検証し、すべての依存関係に問題がなく、アプリの整合性が保たれることを確認します。

アプリケーションポートフォリオのユーザーガバナンス


一般的な企業では、ITユーザーが様々なアプリケーションについて多様な責任やアクセス権を持つことが多いでしょう。たとえば社内開発者の場合、アプリケーションの変更は許可されていても、イントラネットのマスターデータとサービスが保存されているIntranetアプリケーションの起動や再利用は許可されていないかもしれません。また他のユーザーは、ディレクトリおよびイントラネットのサービスを起動して再利用できるものの、可能なのはVacationsアプリケーションの変更のみかもしれません。

OutSystemsプラットフォームでは、こうしたルールを構成したり、インフラ全体で共通のロール定義およびアクセス権レベルを定義したりすることが可能です。こうすることで、適切なアプリケーションのユーザーに適切なロールを割り当てることができます。

ITユーザーの外部認証


Microsoft Active Directoryなどの集中型ユーザー管理システムは、オペレーションアクティビティを容易にし、複雑なセキュリティポリシー要件をサポートすることでITインフラ全体のセキュリティを高めるため、大企業で重宝されています。

OutSystemsでは、このような投資を無駄にせず活用することが可能です。OutSystemsプラットフォームの認証プロバイダとして動作するOutSystemsモジュール(eSpace)を作成し、明確に定義されたAPIに従うだけで、企業が必要とする特定の認証ルールを実装することができます。

OutSystemsには、独自の内部認証プロバイダに加え、Active DirectoryおよびLDAPとの連携もデフォルトで含まれます。こうした「認証プラグイン」は、そのまま使用することも、さらに複雑なシナリオの開始点として活用することも可能です。OutSystemsはユーザー認証とパスワード検証のほか、LifeTimeおよびService Centerの統合Windows認証もサポートしています。