サポートされるネイティブ機能
目次
OutSystemsでは、以下の3つの方法のうちいずれかを用いて、デバイス上のすべてのネイティブ機能にアクセスすることができます。
プラットフォームでサポートされているプラグイン: これらのプラグインはOutSystems Forgeで入手可能であり、OutSystemsにより完全にサポートされています。OutSystems Nowを使用すると、これらのプラグインを使用するアプリケーションをすぐにテストできます。
コミュニティでサポートされているプラグイン: これらのプラグインもForgeで入手可能であり、コミュニティによりサポートされています。プラグインをテストするには、独自のネイティブバージョンのアプリケーションを構築する必要があります。アプリケーションはOutSystems Nowで実行が可能ですが、ご利用のデバイスにアプリをインストールするまでプラグインは使用できません。
カスタムプラグイン: 必要なプラグインがForgeにない場合、独自のプラグインを作成することができます。当社のアプリケーションはCordovaを使用してビルドされているため、Cordovaの数多くのプラグインの1つを使用することも、独自のものを作成することもできます。
サポートされるプラグイン
OutSystemsには、Forgeからインストール可能なサポートされるプラグインがあります。以下のテーブルは、サポートされるプラグインとモバイルOSをまとめたものです。機能に関する詳細な情報については、各プラグインのOutSystems Forgeのページをご覧ください。
以下は公式サポートされているモバイルプラグインの一覧です。これらのプラグインのほとんどはOutSystems Now appに含まれており、追加設定なしでテストすることができます。
プラグイン | 説明 |
---|---|
Camera | デバイス上で少量の機密データを保存できます。 |
Ciphered Local Storage(OutSystems Nowには含まれません) | 暗号化されたローカルストレージデータベースを使用して、アプリケーションの機密データを安全に保持します。 |
Card IO | 写真を撮るだけでクレジットカードの詳細を自動的に取得できます。 |
OneSignal Notifications(OutSystems Nowには含まれません) | OneSignalを使用して、詳細情報へのリンクとアクションを含むプッシュ通知を送信します。 |
Pushwoosh Notifications(OutSystems Nowには含まれません) | Pushwooshを使用して、詳細情報へのリンクとアクションを含むプッシュ通知を送信します。 |
SSL Pinning(OutSystems Nowには含まれません) | 公開鍵のハッシュに対するサーバー証明書の検証を追加することにより、HTTPS通信に追加のセキュリティレイヤーを提供します。 |
Local Notifications | アプリケーションがフォアグラウンドで実行されていないとき、デバイスにアプリの通知を送信します。 |
QR/Barcode scanner | バーコードおよびQRコードをスキャンします。 |
Location | ユーザーのデバイスのGPS機能にアクセスできます (ユーザーのデバイスの緯度、経度、標高など)。 |
Contacts | デバイスの連絡先にアクセスできます。 |
InApp Browser | アプリケーションで外部URLを直接開きます。 |
Touch ID | アプリケーションでTouch IDによる認証を使用できます。 |
Calendar | デバイスのカレンダーにアクセスできます。 |
Key Store | デバイス上で少量の機密データを保存できます。キーストアはデータを保存前に暗号化して保護し、保存されたアイテムへのアクセスはプラットフォーム自体で慎重に制御されます。. |
カスタムプラグイン
OutSystemsネイティブアプリは、プラグインの利用によりあらゆるネイティブデバイスAPIの利用を可能にするApache Cordovaフレームワークをベースに構築されています。
OutSystemsアプリケーション向けのカスタムプラグインを作成するには、約1,500の利用可能なCordovaプラグインから1つ選び、GitHubアドレスを自分のモジュールに追加して、OutSystems APIでプラグインコードをラッピングします。これで、すべての自社OutSystemsアプリケーションで新しいネイティブ機能が利用可能になります。
業務上、極めて特殊なプラグインが必要となる場合、カスタマイズするか、新規で作成することもできます。カスタムプラグインの使用および構築方法の詳細については、こちらの記事をご覧ください。