イベント駆動型アーキテクチャのサポート
目次
OutSystemsは昨今人気が高まっているイベント駆動型アーキテクチャに最適であり、先進的な疎結合の分散アプリケーションをサポートしています。また、主要なイベント駆動型プラットフォームとの連携も可能です。さらに、アプリケーションのどのレイヤーでもイベントをトリガーして処理できます。
ビルド済みの連携
Webhook
Webhookを使用すると、あるアプリケーションが他のアプリケーションにリアルタイムの情報を提供することが可能になります。通常のAPIとは異なり、Webhookは他のアプリケーションに都度データを提供します。これにより、プロバイダとコンシューマの双方にとって効率性がはるかに高まります。
OutSystemsを使用すると、Webhookの宛先として機能するAPIを作成して公開できます。このAPIはイベントのプロデューサとなるプラットフォームで使用でき、外部システムでトリガーが発生するたびに呼び出されます。
OutSystemsでは、ビジュアルモデリングとオンライン構成のみでWebhookを編集・管理できるようにするForgeコンポーネントも提供しています。このコンポーネントには、監視や自動再試行のほか、詳細な監査ログが含まれます。
Webhooks Producerコンポーネント
メッセージングプラットフォーム「Slack」が注目を集める中、アプリケーションをSlackと連携させるユースケースが多くなってきています。 以下のForgeコンポーネントを使用すると、Slack Webhookとの連携を大幅に簡素化できます。
Slack Integration
OutSystemsを使用したストリーミングプラットフォーム
様々なストリーミングプラットフォームと連携することで、より多くの情報に基づいてリアルタイムで意思決定を行う新しいビジネスモデルを開発できます。利用可能なコネクタは以下のとおりです。いずれもアプリケーションですばやく構成できます。
その他のイベント、メッセージング、通知プラットフォーム
OutSystemsは、あらゆるイベント駆動型プラットフォームと簡単に連携できます。サーバー側イベントに関して、Forgeで利用できる代表的なプラットフォームコネクタは以下のとおりです。
- Kafka用コネクタ
- AWS Simple Notifications Service(SNS)用コネクタ
- AWS Message Queue(SQS)用コネクタ
- Azure Event Hub用コネクタ
OutSystemsを使用したイベント駆動型開発
OutSystemsはイベント駆動型開発をサポートしており、基本的にはイベントソースとして機能します。OutSystems言語にはユーザーインターフェイス要素に対応する特定のイベントシステムがあり、アプリケーションポートフォリオ全体での再利用性が向上します。イベントは、どのアプリケーションレイヤーでもトリガーして処理することができます。
イベントトリガーに基づきアクションとフローを定義してモデル化することで、複数のイベント駆動型データソース向けに標準化されたイベントブローカとして効果的にOutSystemsを使用できます。サーバー側イベントの場合、OutSystemsに搭載されている ビジネスプロセステクノロジー(BPT)を活用するとデータベースイベントやカスタムイベントに対応できます。 また、特に大規模なイベント処理のシナリオに備えて、規模に応じて最適化される軽量BPTプロセスも用意しています。
すべてのイベントはプラットフォームに登録されているため、開発者はイベントのカタログを検索してIT権限の完全なガバナンスを実現することができます。