SMBC日興証券、OutSystemsを導入し開発期間を最大約50%短縮

 2026年3月23日

開発フレームワークの近代化により、急速に変化するビジネスニーズに柔軟に対応

AIを活用した開発プラットフォームのリーダーであるOutSystemsジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三重野智博、以下:OutSystemsジャパン)は本日、SMBC日興証券株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長CEO:吉岡 秀二氏、以下SMBC日興証券)がシステム開発の改革を推進するため、自社開発プラットフォームとしてOutSystemsを採用したことを発表しました。ローコードツールを活用することで、開発フレームワークを近代化し、納期短縮と自社開発能力の強化を図っています。現在、OutSystemsで開発された16件のアプリを、グループ全体約1万人の社員が利用しています。

SMBC日興証券では、急速に変化するビジネスニーズや、サービス品質向上への取り組みに対応するため、ローコードツールの導入を検討してきました。背景には、新型コロナウイルスによる顧客行動や経済環境の変化、規制強化や制度改正、DX推進によるデジタル化の加速など、外部環境の大きな変化がありました。このような課題に対応するため、開発の柔軟性と迅速に対応できる高速な開発、既存システムとの円滑な連携・再利用が可能であることが求められていました。また、学習が容易であることや、成果物の可視化、ナレッジの循環を通じて持続的な開発体制を維持できること、そしてシステムライフサイクルにおける適切な管理・統制(ガバナンス)が実現できる仕組みを備えた開発環境であることが評価され、OutSystemsの採用に至りました。

開発プロセス・リソース調達の革新でスピードと品質を両立

SMBC日興証券は、OutSystemsを社内開発プラットフォームとして導入することで、要件定義段階からプロトタイプを構築し、開発とテストを反復的に繰り返す新たな開発アプローチを実現しました。このアプローチにより、従来のウォーターフォールモデルと比較して、開発期間を最大50%短縮することができました。また、最小限のインフラ構築で開発を開始できるため、開発者の負荷を大幅に軽減しています。さらに、ビジュアル化された開発環境により、設計書作成の手間が削減され、開発プロセスの標準化とスピード化も達成しています。これにより、柔軟性を備え、信頼性とスピードを両立した開発体制を実現しています。

内製化を可能にするデジタル人財の強化を実現

SMBC日興証券では、これまでシステム開発に外部委託を活用してきましたが、外部の専門性を活かせる一方で、委託に伴うコストバランスの難しさや、社内で十分にノウハウが蓄積されにくい点が課題となっていました。OutSystemsを使った開発では、設計から実装、運用まで視覚的かつ直感的に操作できる上、開発補助機能などにより、未経験者でも迅速かつ安全に開発できるため、内製化に向けた人財増強の重要なツールとなっています。当初はシステム企画部内で始まった内製開発が、現在では事業部門のITチームにも拡大し、開発者はパートナー企業を含めて、当初の5名から20名に増加しています。

今後は、ローコードの導入を組織変革の起点と位置づけ、業務とITが一体となって新たな価値を創出する基盤づくりを進めていきます。さらに、CoE(Center of Excellence)の社内浸透と開発者育成をさらに進めるとともに、AI主導の開発支援を行う「OutSystems Mentor」の活用も検討しています。

SMBC日興証券株式会社 システム担当 執行役員である𠮷岡伸輔氏は次のように述べています。「業務戦略とシステム戦略は車の両輪のような関係にあり、テクノロジーはもはや単なる“サポート”ではなく、戦略そのものとなっています。銀行と証券の連携をさらに進化させるには、異なるカルチャーを持つ組織でも同じ方向を向いてプロダクトを作れる共通の開発基盤が不可欠です。OutSystemsはその基盤として重要な役割を果たしています。また今後はAI主導の開発も検討しており、さらなる開発効率の向上を推進していきます」

OutSystemsジャパン株式会社の代表取締役である三重野智博は、次のように述べています。「金融機関では、厳格なガバナンスを維持しながらスピード感のある開発を実現することが求められています。OutSystemsは、堅牢なセキュリティと拡張性を備えつつ、現場主導の開発を安全に推進できるプラットフォームです。SMBC日興証券様のように、ビジネスとITが一体となって価値を創出する“協働型開発”の実現を支援できたことを大変光栄に思います。今後も金融業界のDXを支える戦略的パートナーとして、支援してまいります」

本事例に関する詳細はこちらをご覧ください。

関連リソース

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