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AIガードレールは、事前定義済みのカテゴリを使用してエージェントを保護します。ただ、どの組織にもデフォルトでは対処しきれないコンテンツ、コンプライアンス、データ保護のルールがあるものです。そこで、独自のビジネスニーズに対応できるようにガードレールを進化させて、トピック、用語、データ形式などについてのカスタムルールを定義できるようにしました。
カスタムガードレールポリシー
システム管理者が、各エージェントに適用される組織のベースラインとして、3種類のカスタムポリシーを定義できるようになりました。
- Denied topicsでは、拒否するトピックを自然言語で指定できます。
- Word and phrase filtersでは、競合の会社名、社内のコードワード、センシティブなフレーズなど、具体的な用語を指定して単語やフレーズをフィルタリングできます。
- Custom PII patternsでは、正規表現で個人情報のパターンをカスタム定義します。これにより、従業員ID、口座番号、予約コードなど組織に固有の機密データ形式を検出し、ブロックまたはマスキングすることができます。
開発者は、ユースケースに応じてより厳格な制御を追加するなど、自身のエージェントに固有のルールでこの組織のベースラインを拡張することができます。ただし、管理者が設定したベースラインを下回る設定にはできません。そのため、柔軟にエージェントレベルで的を絞って厳格化しながらも、シームレスに組織全体を保護することが可能です。介入はすべてログに記録され、トリガーの根拠となったルールにトレースされるため、ガードレールの動作の監査やトラブルシューティングも容易に行えます。
ソフトウェアの開発中に複数のツールで機密データを扱っている場合、そのデータが実際どこに保存されているかを把握しておくことは、もはや利便性の問題ではなく、コンプライアンスやパフォーマンス、そして安全性を確保するために欠かせない要件になっています。このたび新たなリージョン可視化機能が登場したことで、OutSystemsの管理者は、データがどこで保存、実行、処理されているかを、ODC Portal内で直接、正確に確認できるようになりました。
この情報をODC Portalに直接表示することで、データ主権、データ所在地の要件、局地的なレイテンシーの最適化について、これまで以上に情報に基づいた判断を下せるようになります。
このたび、ODC Asset Portfoliosが新たに登場しました。この新機能では、単一のOutSystems組織内でガバナンスを行いながら、アプリケーション、ワークフロー、エージェント、ライブラリをビジネスニーズ、リスクプロファイル、デリバリー要件などで整理し、分離することができます。
B2BアプリケーションとB2Cアプリケーションの分離、複数部門への対応、AIの実験的な取り組み、様々なガバナンス要件への適応など、場面を問わず、Asset Portfoliosを使用するとプラットフォームの複雑化を避けつつ独立した運用・デリバリーモデルを定義することができます。
AIアシスタントにコンテキストを伝える作業が、バグ報告書の提出と同じようでは困ります。とはいえ、最近までODC StudioでMentorとやりとりする際には、何を開いているか、何を選択しているか、何をしようとしているかを開発者自ら伝える必要がありました。長いプロンプトを記述しなければならず、ハルシネーションも多いため、自然とは言いがたい対話エクスペリエンスになっていました。
そこで、開発者がODC Studioで開いたり選択したりしているものをMentorが認識できるようにしました。画面、サーバーアクション、ロジック要素などにカーソルを合わせると、Mentorが自動的にコンテキストを認識します。「これはどんな機能ですか?」、「このロジックフローを説明してください」、「このエラーを修正してください」などのように入力すると、手動でコンテキストを書き込まなくても、正確でコンテキストに沿った回答が得られます。
- アクティブな選択を把握: Mentorは、画面のボタン、サーバーアクションのIfノード、Aggregateなど、開発者がODC Studioで何を選択しているかを把握して、そのコンテキストに基づいて応答を作成します。
- 現在のビューを認識: 選択した要素だけでなく、Mentorは開発者が何を開いているかも理解します。そのため、カーソルを別の場所に合わせていても、「このフロー」や「この画面」といった表現で的確に伝わります。
- 自然言語によるプロンプト: 質問に入る前に自分の現在地を伝える必要がなくなり、「これを説明してください」、「これはどんな機能ですか?」、「このエラーを修正してください」などのように直接依頼できます。
これにより、Mentorのエクスペリエンスが大幅に改善されます。AIが開発者に作業を強要するのではなく、AI自ら開発者に寄り添うようになったのです。
O11とODCの間でのデータ相互運用性のセキュリティが大幅に向上しました。この新機能を使用すると、O11 LifeTimeが指定したODC組織(テナント)からの接続のみを受け入れられるようになります。他のODCテナントからの接続はブロックされます。
構成方法:
- ODCをServiceアカウントのコンシューマとして選択し、ご利用中のODC組織のIDを入力して、LifeTimeサービスアカウントを設定します。これにより、認証を自社のテナントに限定し、特定のODC組織へのトークンをセキュアにすることができます。
- 新しく生成したサービスアカウントのトークンをODC PortalのO11構成に直接追加すると、検証が完了します。
O11とODCの相互運用性がまた新たなマイルストーンに到達しました。クロスプラットフォームのエンドユーザーシングルサインオン(SSO)です。この機能を使用すると、エンドユーザーが改めてログインプロンプトに対応することなくO11のアセットとODCのアセットをシームレスに行き来できるようになります。
これまでは各プラットフォームが別々のランタイムで実行されていたため、環境をまたいでアプリにアクセスする場合、ユーザーはログインを2回行う必要がありました。今回の新たなリリースでセッション認証が共有されるようになったことで、エンドユーザーがO11とODCの環境間をシームレスに移動できるようになりました。
この機能の主なメリットは以下のとおりです。
- ストレスのないユーザーエクスペリエンス: ユーザーのログインは1回で完了します。セッション認証がプラットフォーム間で共有されるため、改めてログインすることなくO11アプリとODCアプリをシームレスに移動できます。
- AIや機能の導入の加速: 高度なAIエージェントなどのODCネイティブ機能をすばやく導入して、既存のO11環境に直接組み込むことができます。
- 既存のO11アプリの変更は不要: この機能を使用するにあたり、既存のO11アプリやODCアプリに変更を加える必要はありません。シンプルな構成ひとつで作業は完了します。
この機能により、O11の基盤を引き続き運用のセキュアなコアに据えつつ、ODCのイノベーションをまったく新しいアプリに活用したり、既存のO11アプリをAIで拡張したりすることが可能になります。
このたび、Kubernetesベンダーのサポートが、OutSystems Developer Cloudのセルフホスティングデプロイにも拡大されました。これにより、OpenShiftに加え、Azure AKS、AWS EKS、Google Cloud GKE、vanilla Kubernetes環境でもODCのセルフホスティングをシームレスに実行できるようになります。こうしたクラウドエコシステムに大きく投資している組織では、デプロイの柔軟性が飛躍的に高まります。
マルチベンダー対応となったことで、特定のクラウドプラットフォームとKubernetesディストリビューションを標準としているエンタープライズが抱える深刻なギャップも解消されます。ODCに合わせてインフラを変更するのではなく、ミッションクリティカルなアプリケーション、データ、AIエージェントを既存のKubernetes環境に直接デプロイし、ODCの強力な自動プラットフォーム管理機能も引き続き活用することが可能になります。AWS、Azure、Google Cloudで業務を行っている企業も、vanilla Kubernetesクラスタを管理している企業も、インフラ面で妥協することなく開発の迅速化やDXイニシアチブの拡大を実現できます。
ベンダーサポートが拡充されたことで、チームの選んだクラウドへの投資を無駄にすることなくODCの革新的な開発機能やAI機能にもアクセスできるようになりました。これは、柔軟性と運用面の自由度の向上を目指すODCの取り組みがまた一段階進んだことを示すものです。
評価用データセットの構築と保守
エージェントの進化に合わせて評価を正確かつ最新にしておくためには、それを支えるデータセットの保守、実行環境の制御、実行中に問題が発生した場合の介入といった様々な機能が必要です。今回のリリースでは、データセットの編集・エクスポート、評価実行のセットアップとティアダウンの構成、実行中の評価のキャンセルなどを可能にすることで、評価エクスペリエンスの向上を図りました。
データセットの編集とエクスポート
データセットを編集できるようになりました。任意の保存済みデータセットを開いて、行を追加・削除したり、セルの値を更新して入力や想定される出力、予期されるツール呼び出しを含めたりすることが可能になっています。変更はすぐに保存され、次回の評価実行時に再度インポートしなくてもアップデート済みのデータセットが採用されます。データセットは、これまでどおり1つのエージェント型アプリかサービスアクションに関連付けられます。また、従来の列マッピングルールも引き続き適用されます。
ユーザーはどのデータセットでもJSONファイルとしてエクスポートすることができます。エクスポートの形式は標準的なJSONアップロード形式と一致するため、そのまま再インポートしたり、エージェントのコードと合わせてソース制御でバージョン管理したり、別の環境で作業しているチームメイトと共有したりすることが可能です。
評価実行に向けたセットアップとティアダウン
セットアップサービスアクションとティアダウンサービスアクションを使用して評価実行を構成できるようになりました。セットアップは評価開始前に実行され、ティアダウンは完了後に実行されます。いずれもアプリやエージェント型アプリの一般的なサービスアクションであり、設定は任意です。これにより、実行の合間に手動のプロセスを挟むことなく、テストデータを外部システムに提供したり、修正を読み込んだり、環境の状態を自動的にリセットしたりできるようになります。セットアップサービスアクションもティアダウンサービスアクションも完全な自己完結型アクションであり、入力パラメータは必要としません。
実行中の評価のキャンセル
実行中の評価をキャンセルできるようになりました。実行レポートは、キャンセル前に完了していたテストケースの部分的な結果と、全体としての実行の「キャンセル」ステータスを表示する形でキャンセルを反映します。この機能により、長時間の実行や誤った実行を最後まで待つことなく停止させることが可能になります。
このたび、ODC Studioのビジュアルと構造を大幅に改良しました。今回のアップデートにより、気を散らす要素を最小化して開発に集中できるよう設計された、プロフェッショナル仕様の最新のワークスペースを使用できるようになります。開発者が日常的に使用するツールを改良することで、構想や開発に取り組む開発者の支援を図りました。標準的なIDEでは、雑然としたビジュアル、一貫性のないアイコン、そして最新の高解像度の画面に不釣り合いなレイアウトが多く見られます。これらが合わさることでストレスや疲労の原因となり、画面遷移にも支障が生じます。そこで、こうした問題を解決し、成果物であるアプリケーションの品質の高さに見合う環境を開発することにしました。
- 認知負荷の軽減: ノイズのないパネルベースのモジュール型レイアウトにして、洗練されたビジュアルにしました。UIに煩わされることなく、ロジックやアプリケーションアーキテクチャに集中できます。
- プロ向けの最新鋭のエクスペリエンス: フォントを刷新してInterフォントファミリーにしました。ミニマルなアイコンシステム、藍色のアクセント、曲線を活かしたデザインが、HiDPIディスプレイやRetinaディスプレイで鮮やかに美しく描画されます。開発するアプリにふさわしい洗練されたIDEです。
既存のアプリを再構築することなくODCのエージェント型機能を活用したいと考える経験豊富なO11開発者向けに、このたび新たなコースを公開しました。
このコースは、O11とODCの連携の仕組みの理解から、ODCでO11データを利用する方法、エージェントを作成して既存のO11アプリに接続する方法まで、幅広い領域をカバーしています。コース修了時には、既存のアプリへの変更を極力抑えたうえで、ODCを使用してO11アプリをエージェント化する方法を習得できます。




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